バラ苗育成農家 篠宮バラ園 Shinomiya Rose Garden バラの育て方

篠宮バラ園のバラ作りについて・バラの水遣り,バラの日照,バラの病気,バラの用土,バラの害虫,バラ苗の剪定,バラ鉢の植替え,バラ苗肥料,ばらの育て方情報
篠宮バラ園のバラ作り

 当園はバラの専門店です。オールドローズ、つるバラ、モダンローズ等のバラ苗を400種近く取り扱っています。特にオールドローズは150種以上取り扱っています。今後も随時追加の予定です。

世界の名品種約3万種あると言われています。その中から選りすぐったバラを皆様方に提供して参ります。
バラ作りは決して難しくありません。

初心者の方でもバラの特性を理解していただければ、十分に立派な花を咲かせることは可能です。
また、それに合った品種もございます。お客様のレベルに応じて沢山の品種の中から選べるのもバラ作りの魅力です。そして、いつの日かベテランの域に達していただければと思います。


※ 「バラ栽培で一番重要な事は、ご自分で作りたい品種を見つけることから始まりますが、なにより大切なことはしっかりした苗を手に入れることから始まります。」


これが、すべてといっても過言ではありません。お客様の熱意がその様な事で失われることがあっては、本当に残念です。長年、バラ作りのプロとして当バラ園をご利用していただたお客様には、十分ご満足いただける様、生産農家でしか出来ない特色を生かし数ある苗木の中から、特上苗から順次発送させていただいています。


※又、当園では新しい 『バラ作り』 を提案しています。

旧来の栽培方法にとらわれない新しい発想です。


鉢で栽培される方はもちろんですが、従来の大苗を購入して(1月~2月)に [ 庭 ] に植えつける方法ではなく、専門家が苗を吟味し、生育に合った用土を用い、ゆとりの有る(7寸鉢)に植え付けられストレスなく成長した鉢苗を(6月上旬)に、しっかり根の回った状態になっていますので鉢から抜き取り、土を崩すことなくそのまま植え付けていただきます。
この方法ですと失敗することなくお客様の描いているご自分の【ばら園】に到達する一番の近道だと思います。


※この方法をお勧めする理由は?


此の時期のバラは、休眠期ににあたり活動を停止していて葉も花も有りません。
ですから、昔からバラの移植の適期と言われています。たしかにその通りです、しかし、その苗がどの様な扱われ方をされたのか見た目ではわかりません。   ここが一番大事なところなのです。
お客様の購入された苗がルートを確認できないだけに、新芽がたくましく成長するまでは心配の一つです。また、その様な事があるのも事実です。

バラは決して安い買い物ではありません、お客様が安心して【バラ】を楽しんでいただけるよう、これからも新しい提案をさせていただきます。

先ずは、お客様が心惹かれることが一番です。当園でお客様に愛されるそんなバラが、きっとみつかることと信じております。
 またこのサイトではお客様のバラ育てのお手伝いとなるコンテンツを、順次充実させて行きたいと考えております。

篠宮バラ園の苗の生育の様子

◆バラの栽培法

日本の気候風土に合った野ばら(Rosa multiflora)を台木に用い、最も成長の早い芽接ぎ技術を使っております。この野ばらは強健で(耐病性・耐寒性・耐暑性)に優れています。
台木畑の土壌作り、健康な台木の管理育成、芽接ぎ、掘りあげ、ポット植え、温室での管理と、出荷までの、すみずみに至るまで私どもスタッフが目配りし栽培しております。
(品種によって芽接ぎに適さないものもございます。その場合は、挿し木苗になります。)


◆ バラの栽培法(全般)
1苗木選びから植え付けまで
2肥料と水
3病虫害の防除

4その他、日常の管理

1- A 良い苗木の選び方
   B 植え付け適期
   C バラ作りは土作りから
   D 植え付け方法

2- A 肥料とは
   B 元肥
   C 追肥
   D 潅水

3- A 消毒のポイント
   B 病害虫別の防除の方法
      ◇ 病気 (黒点病・うどんこ病・枝枯病(キャンカー)・灰色カビ病・根頭癌腫病)
      ◇ 害虫 (アブラムシ類・コガネムシ類・チュウレンジバチの幼虫・カミキリムシの幼虫
            バラゾウムシ・ハダニ類)

◎1-A 良い苗木の選び方
良い苗木とは『株は力強く、根はしっかりしていて細根も多く接ぎ口はしっかり盛り上がり、葉はつややかで見た目にも元気そうな病害虫のないもの』です。苗の繁殖方法には挿し木と接木があります接木にも(切り接ぎと芽接ぎ)の二通りがあります。現在では芽接ぎ苗が主流です。台木になるロサ・ムルチフローラは、日本の気候風土に適し丈夫な耐病性のある苗を育ててくれます。海外では、ヨーロッパではロサ・カニナ、アメリカではドクターヒューイやマネッティなどを台木として用いますが長所・短所あるようです。台木はその後の成長を左右する大事な部分ですから高温多湿の日本の気候風土に合ったものをお勧めします。

◎1-B 植え付け適期
(新苗)は4月~5月・(大苗)は1月~2月に植えつけるのがよく、その後の生育も順調です。植え付けの場所は、日当たり、風通しの良いところがバラの生育もよく、病害虫の発生も少ないものです。植え付け適期以外の植え替えは、鉢植えのものでしたら時期をといませんが、ただし鉢土を崩さないようにして下さい。

◎1-C 土作り
バラの根が旺盛に育ち、根に活力を持たせれば株はそれに伴い育っていくものです。庭植えの場合いはそれほど影響を受けませんが、小さな鉢植えですと土の量も少なく影響も大きく注意が必要です。
バラの生育に適した土とは、保水力があり排水性と通気性に富、肥料分の保持の良いものです。
※基本的な用土のブレンドの割合
    赤玉土(中か小粒):6 牛糞(完熟)・腐葉土:3 バーミキュライト・ピートモス:1         
また、少量の鉢の植え替えには市販のバラ専用培養土をお勧めします。

◎1-D植え付け方法
※ 「4寸ポットの鉢植えの場合」
鉢土を崩さないように鉢から抜き取ります、芽接ぎの部分はまだ若く取れやすいので注意して下さい。支柱はそのままに年内まではしっかり固定してください。バラは根付くととても丈夫な植物ですが、とてもデリケートですから植え付け時の注意が必要です。とくに次の点に注意して下さい。
植え付けてから頻繁に水を与えすぎないこと(植え付けの際にはたっぷり水を与えますが、その後は1週間に一度ぐらいにして下さい。)冬場の管理も同様です。
4寸ポットから段階的に大きな鉢に移し替えていきます、いきなり大きな鉢に植え替えると根の発達によくありません。まず6号鉢から8号へ後は(オールドローズ・クライミングローズ)などの大きく育つ品種は10号から12号と移し変えるといいと思います。プランターもお勧めです。後は毎年の植え替え(12月~2月)の休眠期に行います。

※ 「4寸ポットの庭植えの場合」
4寸ポットからいきなり庭に植えても良いのですが、出来るならば一度6号鉢に植え替え根を作ってから7~8月ごろ庭に植える方法をお勧めします。ただし、根は崩さずにそのまま植え、たっぷりの水を与えますが、根を伸ばし自分の力で水を吸収できるまで2週間ぐらいまでは日に(1~2)回程度の水やりが必要です。庭に植えるときは縦横50cmの穴を掘り、堀上げた土とバケツ1ぱいの(完熟堆肥もしくは腐葉土)と良く混ぜます。その土を戻したっぷりの水で植えつけます。深植えにならないように注意し、接木部分は地際に出して下さい。

※  「7寸鉢の植え替え」
年内の鉢の植え替え必要ないと思います。特に成長の著しいものは「4寸ポットの鉢植えの場合」を参照して下さい。

※ 「7寸鉢の庭植え」
同様に「4寸ポットの庭植えの場合」を参照して下さい。

◎2-A 肥料とは
植物が生長していくうえで欠くことができません。肥料は春から秋までつぎつぎ新芽をだし、たくさんの花咲かせるのに大切なものです。
バラの生育には一般的に 窒素(N):リン酸(P):カリ(K) の成分比1:3:1または1:2:1とリン酸分が多くなります。また用いている用土によっても変わってきます。その他に土壌酸度(PH)の調整に有機石灰等を使用します。

◎2-B 元肥
肥料に(元肥と追肥)がありますが、基本的に植え付け用土に混ぜるものが元肥で不足分を補っていくものが追肥と理解して下さい。
元肥には牛糞や堆肥(腐葉土)など有機質のものが代表的なものです。

◎2-C 追肥
春・夏・秋とバラの成長に合わせて施肥していきますが、ご家庭でご使用になるには市販のバラ専用肥料をお勧めします。まず春の一番花を促す3月下旬の施肥から始まり5月の開花後のお礼肥、7月そして9月の秋花のための施肥というように行います。冬場の追肥の必要はありません。

◎2-D 潅水
バラは水分を好む植物です。こう言ってしまえば簡単ですがなかなか難しいところです。生育旺盛の時期は多くの水分を必要としますがストレスを受けると性格が変わります。水やりをひかえ酸素の供給を多くしてやります、そうすることにより発根を促くし元の元気な株に戻ってゆきます。長い経験からですが昔から水やり3年などという格言があるのもうなずけます。
地に十分に根付いたものであればよほど乾燥しなければ潅水の必要は無いと思います。乾燥防止のマルチングで十分だと思います。鉢植えの場合は日に何回というのではなく状況を見ながら水をあげます。目安として地際の土が乾いてサラッとしてきたら鉢底から水がでるくらいたっぷり与えます。これの繰り返しです。

◎3-A 消毒のポイント
バラ作りの中で最も厄介なのが病害虫の防除です。早期発見・早期防除に努めます。
病気は一度発生させると完治させるのが大変です、早めの薬剤の散布に勤めます。また発生の時期が決まっているので予防の為の薬剤散布も大変に効果が大きいものです。 生育期には1週間に1度程度の散布は行いたいものです。
生育期間中は特に、害虫が発生しないように定期的に薬剤散布をして防除に努めることが大事です。

※ 「薬剤散布のコツ」
◇殺菌剤・殺虫剤共に同じ薬を使い続けると薬への耐性が出来、効かなくなるので3種類以上の薬剤を交互に使用する。
◇バラは特に、葉裏を洗い流すように散布する。(主に菌は葉裏から侵入します。)
◇夏の高温期での日中の散布は薬害を生じやすいので、午前中の涼しいときに行いましょう。

◎3-B 病害虫別の防除の方法

◇病気(黒点病・うどんこ病・枝枯病(キャンカー)・灰色カビ病・根頭癌腫病)
◇害虫(アブラムシ類・コガネムシ類・チュウレンジバチの幼虫・カミキリムシ・バラゾウムシ・ハダニ類)

※ 「黒点病」
葉に黒褐色の斑点ができ、下葉から次第に全体へと広がります、葉は黄変し落葉します。
5月~7月と9月~11月の日中と夜間の温度差が大きい時期に発生します。
 ( ダコニール・サプロール・オーソサイド・マンネブダイセン等 )で防除します。

※ 「うどんこ病」
若い枝や葉、蕾や花首に発生し変形させます。白くうどん粉をふりかけた様な病班が現れます。春と秋の湿度が高く夜間の冷えるときに発生します。また風通しの悪いのも発生の原因となります。
 ( ミネラシン・ポリオキシン・サプロール・トリフミン・水和硫黄等 )で防除します。

※ 「枝枯病(キャンカー)」
枝の切り口や傷口から侵入し、枝を枯らします。 弱った株に多く見受けられます。
特に有効な薬剤はありませんが、春から秋口までにしっかりした株に仕上げることが一番です。

※ 「灰色カビ病」(ポトリチス)
開花前の大きくなった蕾に発生する病気です。蕾は腐り開花しません。
梅雨時の湿度の高いときに多発します。弁質のやわらかい、花弁の重ねの多い大輪の品種に多く見受けられます。 有効な薬は特にありませんが、晴天が続くと回復してきます。

※ 「根頭癌腫病」
主に根や株元に、こぶ状の組織が現れます。
こぶに養分を取られるためか樹勢が衰えてきますが、枯死することはめったにありません。しかし、菌の蔓延を防ぐ意味でも、焼却処分をお勧めします。 有効な薬剤はありません。

※ 「アブラムシ類」
蕾や若芽、若葉などの裏に付き養分を吸汁します。繁殖は旺盛で短期間で株全体に広がります。目だった被害は出ませんが、分泌液によるすす病やウイルスなどの2次感染が心配です。
 (スミチオン・マラソン・オルトラン等)で防除します。

※ 「コガネムシ類」
成虫は蕾や花弁を食害します。飛来するため防除はなかなか困難ですが薬剤の臭いで、かなり近づかなくなります。
幼虫はバラの根を食害し、葉が黄色く変色し、ひどい場合いは枯れることもあります。
  (ダイアジノン・バイジットなどの粒剤)などで防除そます。

※ 「チュウレンジバチの幼虫」
成虫は幹に産卵し縦に1センチほどの傷を付ける。幼虫の被害は4月~11月生育期間中に及び、集団で食害する。
 薬剤はアブラムシ類の防除に順ずる。

※ 「カミキリムシ」
成虫は5月~9月までの間、飛来し幹などを食害し上部が枯死する。
幼虫は別名(テッポウムシ)と呼ばれ夏の間の産卵した卵が孵化し、根の中に入り込み食害しながら成長していきます。株元に木くずなどを見つけたら間違いありません。食害された穴を見つけたら針金などで幼虫を殺すか殺虫剤などを注入します。

※ 「バラゾウムシ」
(クロケシツブチュッキリ)とも呼ばれ近年この虫の被害が多くなっています。
蕾や新芽が小さいうちに被害を受け花がまったく咲かないこともあります。ゾウムシの仲間は大変多く、ちょうど動物のゾウのように長い鼻を持っています。この鼻でやわらかい幹を吸汁し先端を枯死させます。バラゾウムシは体長2~3ミリの黒いたへん小さな虫で特に4月下旬頃より飛来し小さな蕾に被害をもたらします。
 (スミチオン・マラソンなどの殺虫剤)で防除します。

※ 「ハダニ類」
葉の表面がかすれた様に変色し落葉します。ひどい時にはクモの巣状になる事もあります、特に夏場の高温乾燥期に多発し吸汁されるため樹勢が衰えます。
世代交代が早いために薬剤に対する耐性が付き易く2~3種類の薬剤を使用する。
 (オサダン・エイカロール・ダニトロンなど)の薬剤を使用する。

◆当園のポリシー

ひ弱な株によい花はつきません。健康な株が見事なバラを咲かせます。日本の土壌に合ったノイバラに接いだ《芽接ぎ苗》は大地の力をしっかり取り込んで、青々とした葉を繁らせ、充実した開花の時を迎えます。当園はその中でも自信をもって選りすぐった苗のみを、みなさまにお送りします。
※上記の理由などにより、イングリッシュ・ローズその他、の輸入苗の取り扱いは致しておりません。


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